こどもファイナンス

こどもファイナンスでのお金の教育方法

『お金持ちになること』と『お金を稼げること』は、大きく違います。
『お金持ち』というのは結果であって、お金を稼げるからお金持ちになった人も居れば、宝くじが当たってお金持ちになった人、両親の遺産を相続してお金持ちになった人、玉の輿に乗ってお金持ちになった人など、お金持ちになる手段は人それぞれです。
しかし、上記手段の中で、継続的にお金持ちで居られる人は『お金を稼げる人』です。

お子様が提供する『サービス』に対して、お小遣いを支払いましょう

まず、お金を稼ぐことの『本質』をお子様に教えてあげましょう。
「生活に必要だから」と無条件に毎月決まった金額のお小遣いを与える、「目標」を達成したからお小遣いを与えるというのは、やめましょう。
社会では何もしなくてもお金を恵んでくれる人は居ませんし、個人的な目標を達成してもお金が降って湧くことはありません。
社会で人からいただくお金は『感謝の印』なのです。
人に喜んでもらって、その対価としてお金をいただく』ということを徹底してください。

お金を使う時にはプレゼンしてもらいましょう

お子様のお小遣いは現金で持たせず※1、『こどもファイナンス』上で管理します。そうすることで、何かを買う時には毎回その費用をご両親に『出金請求』する必要が出てきます。
『出金請求』する時には、お子様に『何を買うのか』『なぜ必要なのか』『買うことによってどのような効果があるのか』をプレゼンしてもらいましょう。買いたい物が勉強や教育に全く無関係な物でも良いんです。
・自分の意見を人に説明できること
・人に説明して納得させること
・商品を人に売り込むこと
これを大事にしてあげてください。
また、お子様自身の中で『欲しい物がなぜ欲しいのか』プレゼンするために、今一度考え直すため、無駄遣いを抑制できます。
※1 ジュースなどを買える程度のお金は小口現金として持たせておいて良いです。夏場は生命の危機に関わります。

『浪費』と『投資』

お子様は興味を持ったら何でも欲しがります。テレビでCMが流れていたから、友達が持っていたから、すれ違った子が持っていたから等。でも、それを買うことが『浪費』なのか『投資』なのかということは気にしていません。
何かを買う時には、それがひとときの満足感を得るための『浪費』なのか、将来的に大きな還元をもたらしてくれる『投資』なのかをお子様と一緒に考えていくようにしましょう。

お子様に『複利』を理解させる

複利とは資産運用の常識で、手元資産が生み出す利益を資産に還元することで、毎月の利益が乗算のごとく積みあがっていくものです。
これをお子様に体験してもらうには、『こどもファイナンス』に預けている資金に毎月『利子』が発生するように設定します。
『こどもファイナンスに預けているお金の【1%】が、毎月のお小遣いになる』としたら、お子様はさらにお金の無駄遣いをしなくなるでしょう。
そして、自分で考え、計算を始めます。
拝金主義的ですが、これもまた社会の節理であります。